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潜入ルポ!「寺子屋オンライン」の魅力

ステイホームでデジタルの世界が広がる今、不思議なつながりが生まれています。SNSやビデオでの出会いによって「この人は本当に信頼できるか」という人間性があぶりだされ、魅力のPRにつながっています。もちろんその逆も然り。既得権益にすがる層は「この人は肩書だけで信用できない」とバッサリ切り捨てられます。つまりリモートワークも休校も、新しい価値を作り出す機会につながっているのです。寺子屋オンラインで見つけたそのマジックを報告します。

エコーチェンバーの次は「確からしさ」

これまでは、検索エンジンやSNSによって生まれる“情報のかたより”の悪影響が懸念されていました。フィルターバブル、エコーチェンバーなどと呼ばれ、”情報が人の判断を迷走させる”という指摘は恐ろしいものです。しかしそれは、もはや古いのかもしれません。デジタル世界が、リアルやアナログを部分的に補足するだけという小さな位置づけだった時間は、過去のものだからです。

コロナ禍がはじまってから実におもしろいことに、信頼できる人のつながりが強くなりました。子どもの勉強を見てくれる取り組みがあるよ」とメッセージをくれたのは、ご近所さん。実際、 わたしが登壇したIABC APACウェビナー*の取材や専門家の紹介など、思わぬ発展を遂げるネットワークが身近なところにあります。話をすることで、信頼できる人から情報のデジタル糸口をもらえることが多々あるのです。  * 録画:YouTube スライド:SlideShare 

3者の悩みを一気に解消

寺子屋オンライン”という紹介されたURLからイベントページを訪れてみると、参加対象は

とのこと。

オンライン会議で自宅にいる子ども達をつなぎ、大学生に個別指導してもらいながら勉強会。その間、パパママは仕事に集中できる、という仕組みです。

3者の悩みを一気に解決するというアイディアに希望を感じ、一票投じようと思いました。

さっそく申し込むとすぐに、運営者の奥澤高広氏から連絡が入りました。早い。なになに、と運営会社Tokyo Cross PointのFacebooknote、関連するAmebaブログを見て町田市選出の東京都議会議員と分かりました。「おお、若い政治家が手弁当で新しい学習を提供している」とグッと心をつかまれます。

初回の寺子屋オンラインは、ゴールデンウィークの最中。前日にホコリをかぶっていた子どもPCを取り出し、オタオタしながら設定、当日も軽くトラブりながらもなんとか入って朝10時に開始。大人も子どもも全員はじめまして、という状況の中、小学2年生の息子も無事、PCに向かって自己紹介。

おくざわせんせい、と呼ばれる奥澤氏はまず「勉強をするには、頭を切り替える準備が必要です。学校ではホームルームがあるでしょう、それと同じ。じゃあみんな、それぞれ国語の教科書を読みましょう。最初はだまって目で読んでね」といって上手く誘導します。

すると、昨日までは日中ずっとゲーム、夕方になってようやく「宿題が終わらないーー!」と泣き出し、「わからないーーーー!」と暴れまわっていた息子が、素直に教科書を読んでいます。さすがです、プロの指導は違います。

こうしてあっという間に2時間が過ぎ、息子の反応は「楽しかった。明日もやりたい」。驚きです、すごすぎます。

終了後、保護者の座談会でも述べたわたし自身の感想は「頭の切り替え、は盲点だった。大学生のお兄さんお姉さんの勉強のコツも子どもに伝わりやすい」「第三者に見守られている安心がある」といったものでした。

さらに、大人にこそ血肉になる大きな学びがありました。次回に続きます。

運営者情報
共同ピーアール株式会社

GW中、寺子屋オンラインの初回。わからないところは大学生の先生へ画面越しに質問。
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