夏になり、大学4年生は就職活動に忙しい時期です。3年生は来年の自分を思っている頃でしょうか。わたし自身この春、 明治大学 経営学部 「経営学科」を卒業し、新入社員となりました。大学での学びをどうやって就職につなげるか ― これから就職活動する方向けに、自分なりの考えをまとめてみたいと思います。
人を動かす経営学
大学にはそもそも、経営学部、経済学部、商学部…と似たような学部・学科がありますが、これらの違いをご存じでしょうか?
それは、研究する対象の違いです。「経営 (Business Administration)」学部は人を、「経済 (Economics)」学部はモノを、「商 (Commerce)」学部はお金を研究する学問です。(私はそう教わりました)
つまり経営学とは、人を動かすリーダー、あるいはマネジメントをする経営者層(候補)のための学問になります。
PRとの共通項
そんな組織トップのための 「経営学」 を、私たちのようなひよっこが学ぶメリットは何しょう? 今は大学を卒業したばかりの社会人一年生。正直、キャンパスでの学びを、実際に活用するシチュエーションなんておそらく今後10年くらいは無いかもしれません。
経営学はむしろ、部下を持ったマネージャークラスのビジネスマンが、必要に応じて勉強するものと考えるのが自然でしょう。そしてどんな仕事であっても、部下を持つようになれば必然的に学ぶ機会が増えるのが 、 経営学なのだと思います。
在学中にそう考えている時に、はたと気づきました。 どうすれば人(メディア、世論、ステークホルダー)に動いてもらえるかを考え、働きかける PRの世界であれば、1年目から経営学の知識と考え方を活かせるはずです。「人を動かすこと」が基本のPRは、経営学を学ぶ学生にこそぴったりな職種だと思いました。
何を動かしたいか
学部選択後の進路について悩んだり、大学の授業なんて何の役に立つんだ!と思ったりする学生も多いかと思います。 たぶん、きっと、おそらく経営学は、人と関わるすべての仕事につながるため、学んでおいて損はないと思います。 素直にお奨めです。そしてその学びを、これからPRの実務に活かしたいと思います。
自分は何を動かしたいのだろう。どんな人が将来、社長になるのかな。
学生でも私のような新社会人でも、進学や就職を機にこれから自分が「何を動かしたい」のか、考えるいい機会かもしれません。
以上、PR会社からの経営学考でした!