こんにちは、共同ピーアールでオンライン配信チームの音響担当をしているスタッフです。
いきなりですが、オンライン配信の音声について、気を配りたいコトは何ですか?こう問われると、誰しもがすぐに思いつくのは「ハウリング」ではないでしょうか?セッションに参加した途端に変な音が鳴り響いて焦ってしまいますよね。
しかし実際にメディアや視聴者向けにスタジオからオンライン配信をする際には、開始前に予め対策した状態で準備するため、本番中にハウリングに悩ませられることは殆どありません。
オンライン配信の「音」
今回は気を配りたいこととして「ノイズ対策」を挙げてみたい思います。
オンライン配信で入力される音は大まかに次の3点でしょう。
- 会場(登壇者)
- リモート参加者
- プレゼン動画
このうち、会場の登壇者のマイクに入り込む、見落としがちなノイズとその対策をこれから順番にお伝えします。
会場のノイズとその対策
会場の音は、最も重要な音声で、当然気を遣うところです。
まず初めにお伝えしたいことは、オンライン配信ではこれまでの動画収録とは異なり、「zoom」などのサービスを利用します。この場合、標準でノイズ除去されるため、空気音や些細な音は意外と気にならないレベルになります。音響のご担当者はミキサーの音だけでなく、視聴者が聞いている音も同時に確認すると良いでしょう。
ここで見落としがちなノイズは、経験上、次の3点です。
- 登壇者のマウスクリック音やキーボード打鍵音(カチカチ!)
>プレゼンではクリッカーを使用する - 登壇者のスマホのバイブ音(ブーブー!)
>携帯は絶対に卓上に置かない - よその部屋の扉を開け閉めする音(バタン!)
>事前に周知したり、張り紙などで注意を促す
特に2点目は注意が必要です。登壇者は開始直前に着席する場合も多く、また開始後には対策が難しいと思います。後になって、低い音がブーブーなり続ける録画を見ることを予め想像してみてください・・・。
おわりに
まだまだオンライン配信による記者会見など続くものと思われます。
また、お客様とのリモート会議などでも音に気を配ったおかげで商談がまとまるかも!?
今回紹介したことはとても簡単な対策なので、ぜひお役に立てればと思います。