コロナでこそ役立つバイリンガルPR
 
 

長引くコロナとの戦いは、PRにおける「言葉遣い」の知恵と工夫を生んでいます。テクノロジーとチームワークにより、国境や時差を超えるのが簡単になった今、母国語でない言葉を使う不安を解消してくれる、便利なバイリンガルコミュニケーションのコツを紹介しましょう。クリスマスシーズン、海外の友人知人と話をする機会に活用できます。

最新版、言語学習における三種の神器

外国語を使う際に便利なのは、翻訳、通訳、バランスの取れた言語学習の三点です。まず翻訳については、日本語で書いたものをAI翻訳アプリDeepLで下翻訳し、AI英文校正アプリGrammarlyを使えば、あっという間に通じる英語になります。また通訳は、Otterなどの音声認識ツールで文字の書き起こしをすればスマートフォン一台で解決します。
詳細: PRプロ必見、英語通になるAIツール| 広報支援-PR ever- (kyodo-pr.co.jp)

単語や文法を一から勉強したいときには、AI言語学習のDuolingoが使えば広告モデルにより無料で多言語を幅広く学べます。PCでも入れるのでいつでもどこでも勉強できます。
英語のヒアリングを強化したい場合、共同ピーアール同僚のおすすめはAI英会話アプリ SpeakBuddy です。

デジタル学習の機会が手のひらに届く今、もはや「大人になったら言語学習は難しい」という思い込みは古くすらなっているのです。

会話が和む日本の「さん付け」

生のリアルタイムの会話も、言葉に慣れる一番の近道です。IABC APAC (国際ビジネスコミュニケーター協会) 地域本部では、毎週水曜日の夜、日本時間18:00~19:00(オーストラリアAEST20:00~21:00)、英語で世界中のビジネスコミュニケーションのプロフェッショナルが語り合う、ミッドウィークZoom 「Midweek Comms Drop-In」 を開催しています。先日、筆者がホストを務めたときは、カナダから日本に来たばかりの大学経営者や、カナダ出身で今はスペイン在住ながら近々ニュージーランドに移住する経営者など、多言語・多国籍環境に居る多彩な仲間が参加してくれました。

そこでPRのプロたちだからこそ改めて話題になったのは、日本語のニュアンスの機微や、ニュージーランドの現地語の復興など、むしろ英語でない現地の言葉の大切さでした。

ではお土産にとわたしからも一つ、日本語の「さん」をご紹介。「日本で人の名前に-sanを付けて呼ぶだけで、みんなホッとして打ち解けてくれますよ」とお伝えすると、それからは皆さん「-san」がお気に入り。もちろんメールでもさん付けで呼びかけてくれます。
関連: 英語でも「さん付け」ブーム | 広報支援-PR ever- (kyodo-pr.co.jp)

耳から豊かになるポッドキャスト

こうして見ると、日本において英語はビジネス共通のパスポート、日本語は自分たちだけで使える現地通貨、といったところでしょうか。そんな日本で留学生の活躍支援や日本企業の研修、採用支援を提供するキュリオジャパン 代表取締役、一般社団法人OYW Japan Committee日本支部理事を務める今西 由加氏が、先日マレーシア Krista Goon氏が運営するWomenpreneur Asiaのポッドキャストに登場しました。

Womenpreneur Asia はアジアの女性起業家を応援するポッドキャスト。Goon氏自身が起業家として地域のつながりを推進、女性を支援しようと立ち上げた番組はすでにエピソード3に突入しています。同ウェブサイト上で紹介しているグラフィックやライブストリーミングなどのツールも、われわれPRの現場に役立ちます。
関連: Resources to help your business (womenpreneurasia.com)

今西氏のセッションでは、起業家としての略歴、来歴、思い、成果など熱い話が、軽妙なGoon氏とのやりとりで引き出され、笑い声にあふれた会話が繰り広げられています。今西氏の「成果が生まれる過程を楽しむことこそ持続性のカギ」という言葉は多くの共感を呼びました。
関連: S03E01: Yuka Imanishi, Founder & CEO of CURIO Japan Inc. | Womenpreneur Asia

言葉の力を最大限に引き出すPRだからこそ、うまく言語を学び遣っていきたいもの。ピンチをチャンスに、危機を未来につなげるPRの支援に、共同ピーアールは貢献しています。

関連記事:
英語を恐がらない、過程を楽しむ大人になる!:日経xwoman Terrace (nikkei.com)

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