コロナ下の新生活が進んでいます。初めてコロナで一斉休校になった昨年は、小学2年生になった息子が健康診断で、「近視」と判断されて動揺しました。やはりステイホームの影響か、とよもやのことに焦って近所の眼科に向かうと、待合室は小学生の親子連れだらけ。なんでもクラスの半分は近視判定だったという話もあり、外出制限下、ゲームや端末凝視の毎日がいかに子どもの目に危険かを思い知りました。
それから息子は眼科に通院しながら点眼治療を続け、幸い視力は回復してきました。不安な時期に安心することができたのは、昨年11月のWOMANEXPO TOKYO 2020セミナー「子どもの目の健康のために親が知っておきたいこと」で基礎知識を身につけたから。今の時代、判断のみならず心の平安のために情報がいかに大事かを改めて思い知りました。
さて、上記セミナーにも登壇した小学校6年生の母でもあるタレント MEGUMI氏が語るのは、台本のオンライン化や、子どものタブレットやゲームに囲まれたデジタル環境による、親子ともどもの目の不安。それに加え、自ら俳優業の目標に向かって努力を続ける職業観、その変化を子どもに見せるという教育観も共感を呼びます。
こうした今の消費者の興味関心に応えるよう、ロート製薬で学術情報を発信する八巻佳奈氏が、自社調査結果を発表。子どもが10歳前後から近視になりやすい現状、小学生の3.7人に1人がメガネという統計、子どもの目の健康を守る戸外遊び、栄養、点眼の基礎知識を解説します。これにより、目の悩みに共感し、情報や商品のメリットを感じ、目を守るという生活者の行動を後押しするのです。
ふだんはPR会社で情報流通を稼業にしているわたしですが、リモートワークの時間を使って広告の勉強をしています。献本いただいた『デジタル時代の基礎知識『広告』人と商品・サービスを「つなげる」新しいルール(MarkeZine BOOKS)』(翔泳社)を手に、なぜ、だれが、どのように広告を作るのか、その目的、手法、効果、設計、計測などの知識を修得しているのです。
もちろん、PRの通常業務の中で広告を扱うこともあります。必要に応じて広告メニューを調べ、目的に合致した最適な手段で最大の効果を上げるための代理店業務に勤みます。とはいえ、「PRと広告は別モノ」という職種、商品、商圏上の組織や慣例があり、広告を深く知るにはあえて職域侵犯する勉強が必要です。
その視点で見ると、広告が改めて今のわたしに刺さります。自分がペルソナに当てはまりカスタマ―ジャーニーマップのど真ん中。注意、関心、欲求、行動のプロセスをたどります。
業界が言うところの「広告とPRの違い」は業界人の議論として、消費者としてはいずれでも実際に役立つ情報はありがたい。
誰がどんな意図で情報を伝えているのか、大人も子どもも“大切なこと”を見極める目が必要。
学習して取捨選択、行動するのは自分自身、と腹落ちするのでした。
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